息子がフィリピンへ

関西国際空港へ向かう電車の中でこれを書いている。
こらから、息子がフィリピンへ語学研修に出掛ける予定。予定というのは、飛行機のチケット入手で、どうやら名前を入力ミスしたらしい。そのことで、出発前の最中、様々なやり取りをネットや携帯でしているが、なかなか大変。航空会社は、日本に支店がないようで、連絡はフィリピンの模様。初めての海外にしては、ハードルが高い。まあ、そういう経験も必要だと、後から笑い話として言えるようになることを願う。
娘のアイルランド行きの時には、チケットを取ってやったことを思い出した。

さあ、どうなるか。
頑張れ息子、19歳の夏。

さらに、踏切の事故か何かで、電車が止まってしまった。ハードルはどんどん上がる。

なんとか1時間40分前に、関西国際空港に到着。自分のような何度も海外に行っていても、初めての空港は、かってがわからない。
それでも荷物を母親に託して走り出す姿は立派。とはいえ、事前に見せた地図が理解できていなかったようで、後から来たはずの自分の方が、先にカウンターへ。焦っていたことだろう。
カウンターで確認したところ、名義変更は、直接フィリピンへ4時間前までに連絡する必要があるとのこと。キャンセルも出来ず、アウト。
結局のところ、まるで電車の切符を買うように、カウンターで往復チケットを注文。対応して下さった職員も、こんなケースはそうは無いようで、あたふたと、電話連絡。申し訳なさそうな顔で、チケット代を、まるで飲み会のお愛想のように、メモ用紙にエンピツ書き。おお!行きのチケット代は帰りの5倍!!!さらに現金払いのみというのも、致し方ない。
仕方なくお支払い。
父として、これぐらいしかできないものの、やってくれるぜ我が息子。
お釣りを持ってくる方も、おそらくは、笑いが止まらなかったはず。

元気でやれよ、の言葉で送り出す。